Apple Watchに興味はあるけれど、「ちょっと高いかも」「本当に使いこなせるかな」と感じて、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そんなときにふと目に入ったのが中古のApple Watch。人によっては「中古ってどうなんだろう?」と不安に思うかもしれませんが、実際に調べてみると、状態の良いモデルが多く、価格も手ごろで、とても現実的な選択肢だと感じました。
この記事を読めば以下の問題が わかる!
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中古のApple Watchのメリット
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中古で購入する場合の注意点
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中古のApple Watchのオススメ機種
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オススメの中古販売店
このページでは、中古Apple Watchを選ぶときに知っておきたいポイントや、モデルごとの違い、購入時の注意点まで、初めての方にもわかりやすくご紹介していきます。
「なるべく無駄なく、自分に合った1台を見つけたい」という方の参考になれば嬉しいです。
目次
中古Apple Watchを選ぶ理由
中古でApple Watchを購入するのには多少抵抗がある方もいるかもしれません。そんな方に改めてApple Watchを中古で購入するメリットをまとめます。中古品と聞くと、どこか妥協が必要なイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも実際に使ってみると、「中古だからこそ、ちょうどよかった」と感じるポイントもたくさんありました。ここでは、中古Apple Watchを選ぶ3つのメリットをご紹介します。
手ごろな価格で試しやすさ
新品だとどうしてもハードルが高いApple Watchも、中古なら予算に合わせて選びやすく、気軽に使い始められるのが大きなメリットです。
「使いこなせるか分からない…」という不安も、中古なら負担が少ないので気軽にチャレンジできます。
生活に必要な機能が十分に揃っている
Apple Watchは、最新モデルだけが良いわけではありません。
1~2世代前のモデルでも、通知確認や健康管理、電子マネー決済など、日常生活に必要な機能はしっかり備わっています。
むしろ最新機能にこだわらなければ、コストパフォーマンスが高い選択と言えます。
長く使える状態が良いモデル
中古品だからといって、状態が悪いとは限りません。
多くの中古ショップでは、状態の良い端末を厳選して取り扱い、保証も付けていることが多いので安心して購入できます。
またApple WatchはwatchOSのサポート期間も長いため、中古で購入しても数年間は問題なく使えることがほとんどです。
どのモデルを選ぶべきか
中古Apple Watchは選択肢が多く、「結局どれが自分に合ってるの?」と迷ってしまう人も多いはず。そんなとき大事なのが、「何に使いたいか」をはっきりさせることです。
Apple Watchが欲しくなる理由は人それぞれ。よくある目的はこんな感じ:
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健康状態と 運動データを記録する
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ファッションとして取り入れる
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スマートフォンの通知を確認できる
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端末のサイズがちょうどよい
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電子マネーの決済を行える
特に、「健康管理」と「ファッション」の2つの視点が、モデル選びの大きなポイントになっています。
これから、Apple Watch SE2、Series 7、8、9、10の特徴をわかりやすく比較していきますので、迷っている方もきっと自分にぴったりの1台が見つかるはずです。
健康状態を記録したい人におすすめのモデル
中古Apple Watchを選ぶとき、「健康管理やフィットネス目的で使いたい」という方も多いはず。そんな方は、各モデルの“健康系機能”に注目するのがポイントです。
ここでは、中古市場で人気のあるSE2・Series 7・8・9・10の中から、「どのモデルがどんな健康機能を持っているか」を比較してみました。
モデル |
Apple Watch SE2 |
Apple Watch 7 |
Apple Watch 8 |
Apple Watch 9 |
Apple Watch 10 |
心拍数と不規則な 心拍リズムの 通知 |
◯ |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心電図 |
— |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心房細動履歴 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心肺機能レベルの低下の通知 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
転倒検出 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠記録 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
皮膚温測定 |
— |
— |
◯ | ◯ | ◯ |
血中酸素濃度 |
— |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠時無呼吸通知 |
— |
— |
— |
◯ | ◯ |
過去の排卵推定 |
— |
— |
◯ | ◯ | ◯ |
SE(第2世代)は価格がかなりお手頃で、通知や基本的なワークアウト機能は揃っていますが、血中酸素・心電図・皮膚温センサーなどのヘルスケア機能は省かれています。健康データをしっかり取って活用したい人にとっては、少し物足りないかもしれません。
一方で、Series 8以降のモデルは健康系センサーがほぼフル装備。とくにSeries 9や10は中古市場でもまだ比較的新しく、価格はやや高めですが、最新に近い機能を使いたい方にはおすすめです。
「最低限の健康機能があればOK」という方はSeries 7でも十分。「せっかく買うなら健康管理をフル活用したい!」という方には、Series 8以降を選ぶのが安心です。
ファッションとして取り入れたい人におすすめのモデル
「健康機能とかは正直そこまで気にしてないけど、Apple Watchをおしゃれアイテムとして身につけたい!」という方も少なくありません。実際、Apple Watchはシンプルかつ洗練されたデザインで、コーディネートのアクセントとしても人気です。
そんな“見た目重視派”におすすめなのが、Series 8・9・10あたりのモデル。理由は以下の通り:
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ベゼル(画面の縁)が細くて、画面が広く見える → スタイリッシュ感アップ!
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アルミ・ステンレス・チタニウムなど素材のバリエーションが豊富
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バンドとの組み合わせで印象を自在に変えられる
とくにSeries 9や10は、ディスプレイがより明るくなっていたり、新色が登場していたりと、見た目の“最新感”をしっかり押さえているのもポイントです。
もちろん、ファッションとして使うなら「バンド選び」も重要。カジュアルに決めたいならスポーツバンド、上品に仕上げたいならレザーやミラネーゼループがおすすめです。
「毎日身につけるからこそ、デザインも妥協したくない!」という方は、状態の良いSeries 8以降の中古モデル+お気に入りバンドの組み合わせをぜひ検討してみてくださいね。
モデル |
Apple Watch SE2 |
Apple Watch 7 |
Apple Watch 8 |
Apple Watch 9 |
Apple Watch 10 |
画像 |
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サイズ |
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4 5mm /41mm
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45mm /41mm
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45mm /41mm
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発売日 |
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2021年10月
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2022年9月
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2023年10月
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2024年10月
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CPU |
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厚さ |
10.7mm |
10.7mm |
10.7mm |
10.7mm |
9.7mm |
常時表示 |
— |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ApplePay | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
防水 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
防塵 |
— |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ダブルタップ |
— |
— |
— |
◯ |
◯ |
高速充電 | — | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
中古Apple Watch の おすすめ モデル
健康管理にも使いたいし、見た目も妥協したくない。とはいえ、あまり高すぎるのも困る…。そんなわがままな条件にバランスよく応えてくれるのが、中古のApple Watch Series 9です。
「なぜ今あえてSeries 9なのか?」その理由は、大きく3つあります。
最新Series 10 と大差ない機能と性能
機能はほぼ完成形。Series 10との実用差はほぼゼロ。
Apple Watch Series 10は確かに最新モデルですが、その進化は“劇的”というより“部分的”。本体の薄型化やディスプレイの改良など、スペック表では確かに変化がありますが、普段の使い方では体感できる差はごくわずかです。
健康系センサーや通知機能、バッテリー持ちなど、日常的に使うポイントに関しては、Series 9ですでにほぼ完成されていると言っていいでしょう。
今から使っても数年は安心のソフトウェア対応
Apple Watchを中古で買ううえで意外と見落としがちなのが「OSの対応年数」。Series 9は2023年発売で、最新のwatchOS 11にしっかり対応中。さらに、2025年秋に登場予定のwatchOS 12にも問題なく対応する可能性が高いです。
つまり、あと2〜3年は安心して最新機能を使えるというのは、長く使いたい人にとって大きな安心材料です。
比較的新しいから、バッテリーも安心
中古品でよく気になるのが「バッテリーの劣化」。でも、Series 9は発売からまだ1年も経っていない個体も多く、バッテリーコンディションが良好なものが見つかりやすいのも魅力です。
古すぎるモデルだとフル充電しても1日持たなかったりしますが、Series 9ならその心配も少なめ。中古でもストレスなく使える可能性が高いモデルです。
モデル |
中古市場の価格帯 |
バランス |
こんな人におすすめ |
Series 10 |
4.7-5.5万円 |
★★★★★ |
最新にこだわりたい人 |
Series 9 |
3.5-4.1万円 |
★★★★☆ |
迷ってる初心者に最適 |
Series 8 |
2.9-3.5万円 |
★★★☆☆ |
健康機能は妥協OKな人 |
中古Apple Watch を買う注意点
アクティベーションロック解除の確認
中古でApple Watchを購入する際に、まず一番に確認しておきたいのが「アクティベーションロック」が解除されているかどうかです。
これは、万が一の盗難や紛失時に第三者が勝手に使えないようにするためのセキュリティ機能で、前の持ち主のApple IDとパスワードを入力しない限り、Apple Watchを使うことができません。
つまり、ロックがかかったままの端末を購入してしまうと、自分では一切使えなくなってしまうのです。
特に、Apple公式以外の中古販売店やフリマサイトなどで購入する場合は、以下の点を事前にしっかり確認しましょう:
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Apple Watchが前の持ち主のアカウントに紐づいていないか
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初期化(消去)が済んでいて、ペアリングが解除されているか
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設定中にApple IDのパスワード入力を求められないか
もし実物を確認できるなら、自分のiPhoneでペアリングできるか試してみるのもおすすめです。途中でApple IDの入力を求められたら、それはまだアクティベーションロックが残っているサインです。
また、Cellularモデルの場合は、以前の持ち主が通信契約を解約しているかどうかも念のため確認しておくと安心です。
一見見落としがちなポイントですが、アクティベーションロックの確認は「買ったのに使えない…」というトラブルを避けるためにも、絶対にチェックしておきたい項目です。
バッテリー容量は十分か
中古のApple Watchを選ぶうえで、もうひとつ見逃せないのがバッテリーの劣化具合です。Apple Watchは毎日使うものなので、バッテリーの状態が悪いと「思ったよりすぐ充電が切れる…」なんてことにもなりかねません。
目安としては、最大容量が80%を下回っているものはバッテリー交換の時期とされています。70%台だと、1日もたずに充電が必要になることも多く、使い勝手がかなり悪く感じるはずです。
購入前に確認できる場合は、iPhoneの「Watch」アプリ →「一般」→「情報」→「最大容量」の項目で、バッテリーの数値をチェックしましょう。とくにiOS 16以降のiPhoneとペアリングしていると、この数値が確認しやすくなっています。
最近は、メルカリなどのフリマアプリでも「バッテリー最大容量」を明記している出品者が増えているので、最低でも80%以上、できれば90%以上を目安に選ぶのが安心です。記載がない場合は、遠慮なく出品者に質問してみてくださいね。
見た目がキレイでも、バッテリーがすでにヘトヘトでは意味がありません。快適に長く使うためにも、購入前のこのひと手間はとても大切です。
画面の傷や操作性の確認
Apple Watchは腕につけて日常的に使うものだからこそ、画面のキズには要注意。ぶつけたり擦れたりしやすい部分なので、特に中古品ではチェックが欠かせません。
細かい擦りキズ程度であれば見た目だけの問題で済むことも多いですが、タッチ操作に反応しないような深いキズや、ひび割れがあるものは避けたほうが無難です。見た目だけでなく、操作性や防水性能にも影響してしまう可能性があるからです。
商品写真ではわかりにくいこともあるので、気になる場合は「操作に支障はないか」「実際にタッチ反応に問題はないか」などを出品者に確認しておくと安心。ちょっとした確認のひと手間が、使い心地に大きく差をつけてくれますよ。
保証の有無を確認
中古品とはいえ、Apple Watchは決して安い買い物ではありません。だからこそ、「万が一」のときに備えて、保証の有無はしっかり確認しておきたいポイントです。
中古のApple Watchは、前の持ち主によって使用期間や状態が大きく異なります。見た目がキレイでも、購入後すぐに故障してしまう可能性はゼロではありません。そんなとき、保証がついていないと修理費がすべて自己負担になってしまい、結果的に割高になることも。
そのため、できれば保証付きの中古販売店を選ぶのが安心です。たとえば、イオシスやセカハンといった大手中古ショップでは、商品ランクに応じた保証期間が設定されており、購入後のサポート体制もしっかりしています。
また、Apple製品の正規保証(購入から1年間)については、中古の場合ほとんどが対象外となるため、購入店独自の保証内容(期間・範囲)を確認することが大切です。
中古品でも長く安心して使いたい方は、「保証がついているかどうか」を購入時の判断材料のひとつにしてみてくださいね。
中古Apple Watchの購入先
中古のApple Watchを買うときに迷いがちなのが、「どこで買うか」という点。価格も大事ですが、安心して長く使えるかどうかはそれ以上に大切です。ここでは、中古購入の際に意識しておきたい視点と、代表的な購入先の特徴をわかりやすく整理しました。
中古品は状態がさまざまだからこそ、「信頼できる販売元」「きちんと明記された商品情報」「保証の有無」など、安心して選べる環境が整っているかが大切な判断軸になります。
購入先には大きく分けて次の2つの選択肢があります:
Apple公式の整備済製品
Appleが公式に再整備した「整備済製品」は、動作・見た目ともに新品同様。1年間の保証付きでAppleCare+も加入可能なので、初めての人でも安心して選べます。
ただし、モデルやカラーの選択肢は限られており、人気モデルはすぐ売り切れてしまうのが難点。こまめなチェックが必要ですが、「運よく出会えたらラッキー」くらいの感覚で見ると良いかもしれません。
中古専門店
在庫が多く、価格の幅も広いのが民間の中古ショップの魅力。
中でも「イオシス」は数千台規模の在庫があり、商品の状態がA~Cランクで明確に分類されているため、自分のこだわりに合わせて選びやすいのが特徴です。保証も商品ランクに応じて3〜6ヶ月用意されており、万が一のトラブル時も安心。
また、「ケース本体のみ」など付属品を省いたお得な販売形態もあり、コストを抑えたい方にとっては選択肢が広がります。
「セカハン」は検品やアフターサポートの丁寧さに定評があり、全国に修理対応店舗を持っているのもポイント。特に不安を感じやすい中古初心者にも向いています。
賢い選び方のヒント
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とにかく安心したい → Apple公式の整備済製品
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自分に合った1台を探したい → 在庫豊富な中古専門店
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コストを重視しつつ保証も確保したい → 保証付きショップを選ぶ
まとめ
中古のApple Watchは、上手に選べばとてもコスパのよいアイテムです。目的に合ったモデルを選び、状態や保証をきちんと確認すれば、新品にこだわらなくても十分満足のいく1台に出会えるはず。
今回ご紹介したように、健康管理を重視する方にはSeries 9や10、ファッション性を重視する方にはデザインやサイズ感もポイントに。そして、購入先の選び方や注意点を押さえておくことで、初めての中古でも不安なく検討できます。
Apple Watchが気になっているけれど、まだ一歩踏み出せていなかった方も、ぜひこの機会に「自分にちょうどいい1台」を探してみてくださいね。ちょっとしたきっかけが、日々の暮らしをぐっと便利にしてくれるかもしれません。